Rock4c+の外観やインターフェースについて
まずは箱から出してみて、Rock4c+を眺めてみる。
一般的なPCとは違い、すべてが剥き出しである。
この無機質で無骨な感じがいい。だが、その一方で緻密に並んだ部品、それらを結ぶ細かな線に繊細さも感じる。
大きさはクレジットカードと同じサイズ。 こんな小さいのに、コンピューターとして機能するとは驚きである。
マシンのスペックについては、公式サイトやIoT本舗さんにあるので、リンクを貼っておく。
Rock4/4cplus - Radxa Wiki
https://wiki.radxa.com/Rock4/4cplus
IoT本舗 Radxa ROCK 4C+ 製品仕様
https://iothonpo.com/radxa-rock-4cplus-productbrief/
ここでは、セットアップに必要なところを説明する。
電源
写真では一番左側にUSB typeCがあるが、デバイスへの電源供給はここから行う。
Rock4c+の電源は電圧が5V、電流は3A必要だ。
ACアダプタの表示の見方だが、アダプタの背面などに【INPUT 100-240V 0.8A 50/60Hz】【OUTPUT 5V=3.0A】といった記載がある。OUTPUT(出力)がRock4c+に供給される電源になので、ここの数値が上記要件を満たす必要がある。
100円ショップなどで携帯用のACアダプタが売っているが、よく見ると出力電流2.1Aとか、USBが複数口あるタイプで合計出力電流は3Aを超えているがポート単独では最大2.1Aと3Aには満たないものが多い。
購入の際は電圧は必ず5A(多くても少なくてもダメ)、電流は3A以上(3Aを多少超えていても問題ない)のものを選ぶこと。
画面出力
USB TypeC端子の右側にmicroHDMI端子がある。
差込口が2つあるが、左側が2K、右側が4Kに対応している。
RadxaのサイトではHDMI対応ディスプレイを推奨しているので、HDMIの差込口があるディスプレイであれば問題ないだろう。
ストレージ
Rock4c+を裏返すと写真のようにMicroSDの挿入口がある。(写真では銀色の差込口のところ。)
microSDの必要な容量だが、サイトによって異なっている。
Radxaのサイトでは「8GB以上」と記載
Rock4/getting started - Radxa Wiki
https://wiki.radxa.com/Rock4/getting_started
機器の製造をしているOKdoのサイトでは「高品質のブランドの32GB」と記載
Get Started with ROCK 4C+ SBC on Ubuntu Server - OKdo
https://www.okdo.com/getting-started/get-started-with-rock-4c-plus-on-ubuntu/#h-9-step-1-set-the-timezone-optional-toc
Radxaが記載する容量はOSインストールに必要な最低限の容量かと思われる。
Rockをどのように使うかで今後必要になる容量は異なるので、OKdo記載の32GBを選んでおくと安全だろう。
(ちなみに、SanDiskの16GBでも問題なくうごいた。)
USB・LANポート
最後にLANポートとUSBポート。
左からUSB TypeA端子が4つとLANポートが1つ。 コマンド入力に使うキーボードはUSBタイプのものを使用する。
LANポートは有線でネットワーク接続する際に使用するが、Rock4c+は無線LAN接続も可能だ。
使い方として次のような方法がある。
- Rockを有線LANでネットワーク接続し、操作は別のPCからSSHを使った遠隔操作
- Rockにモニター、キーボードをつないで直接操作し、Wi-Fiの設定をして無線でネットワーク接続